明日、朝光くんと踊るのを想像して胸を踊らせていると、突然肩を叩かれた。
「ねえ、咲良ちゃんっ!」
「は、はい……」
振り返ると、クラスにいる麗華と仲のいい女の子たちがそこにいたけど。
そこにはいつもいるはずの麗華がいなくて疑問を覚える。
その子たちは今までは私に向けたことのない可愛らしい笑みを浮かべて。
「ちょっとね、机が足りないらしくて、運ぶの手伝ってくれるかな?先生に頼まれちゃって……」
しゅん、と眉を下げた3人の女の子たち。
チラ、とさっきまでいたはずの凪くんの方を見ても、もうそこに姿はなくて。
きっと女の子たちの勢いに逆らえず、時計の場所に行ったんだと思う。
表の凪くんは優しい王子様だもんね……。
「いいよ、私で良ければ」
「ほんと!?ありがとうっ……!」



