「えー、あーあー。はい、まずは市内の高校生のみなさん!わが竜南高校創立50周年記念祭にお越しくださり、誠にありがとうございます!」
会場にいる人たちへの挨拶が始まったみたい。
スライドショーに合わせて、校長先生がうんたらかんたら竜南高校の歴史を喋り始めた。
そこで大半の人たちがお喋りに戻ったから、大切な話じゃないんだろう。
私もあまり気にせず、耳で声だけ拾う。
「……ということで、堅苦しい挨拶はここまでにして乾杯!」
チン、とあちこちでグラスのぶつかり合う音。
なんだかパーティーっていう雰囲気がいよいよ出てきてわくわくする。
『校長先生、お話ありがとうございました。このあと
、ハウヴァーツ・クロックの下で、ダンスパーティーを行います。希望の方は速やかにお越しください』
マイク越しに流れてきた音声。



