最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。




ふと前を見ると目がバチッとあって、そんなことを言ってくる朝光くん。



美味しそうに食べるって、褒め言葉として受け取っていいのかな……?
食い意地が張ってるっていう意味……?



考えながら、食べては感動して、食べては感動してを繰り返していると、だんだん量が減ってきた。


名残惜しくも最後の1品の半分くらいを食べ終わったとき、


「「咲良さま、誕生日おめでとうございます!」」


「え、?」


パン!とクラッカーの音が響いて、ケーキが運ばれてきた。
店員さんに、そう言われて事態を理解すると同時に、


パチパチパチパチパチパチ



色んな方向から音がして、周りの席の人たちも拍手をしてくれているんだと分かった。


もちろん目の前の朝光くんも、綺麗な手でゆっくり拍手をしてくれている。



「っ、ありがとう、ございます……」