最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。




手を引かれて誘導され、このためのドレッサーだったのかと理解する。


とりあえず着るものができたことに安心しながら鏡を見ると……、


「っえ……!」

そこには淡いピンク色のドレスを着た私が写っていた。


ピンク、って言ってもほんとに淡いから、左の方に飾ってある桜みたいな色。

ふんわりとした白色の襟の下に、高級感漂う桜色のレースがあしらわれていて、すごく可愛い。



そこまで派手な色じゃないのに、優しい雰囲気だからか見ていて好きだと思える感じが本物の桜と同じな気がした。


すごく可愛いドレスにうきうきしていると、従業員さんたちがメイクをしたり、髪の毛を巻いたりしてくれる。



いつもは1つにまとめている髪をゆるく巻いてもらって。
唇にはドレスとおなじピンク色に輝くリップを塗ってもらって。


綺麗なヒールも履かせてくれた。