最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。




「うんうん」



「ここの純金の時計の下で、ダンスをしたカップルは永遠に結ばれるんだって!」



「すごい!素敵だね……!」



純金の時計の下でダンス、なんて。
すごくロマンチックで、なにもしていないのにドキドキしてしまう。


ドレスを来て、純金の時計のしたでダンスをするなんて、有名な映画のワンシーンを切り取ったみたいで、想像しただけで素敵。


……あ、そういえば……!



「ねぇ、ななちゃん!あの男の子とどうなったの……?」


あの男の子っていうのはもちろん、2週間ほど前にななちゃんに告白していた男の子のこと。

ななちゃんが麗華にビシッと言ってくれたとき、そこに惚れたって、顔を真っ赤にしながら言ってた子だ。


す、すっかり忘れてたけど気になる……!



「あの、えっと実はね……」


顔を赤らめながら私の耳に顔を寄せたななちゃん。



「付き合うことに、なりました……」


「わああ、すごいっ!おめでとう〜」



耳元に小さいけど、ちゃんと聞こえる声で囁かれて、すぐにお祝いの言葉を述べた。