「っふ、っ、」
気持ちよかったのと、悲しいのが交わって、自分でもなにに泣いてるのかよくわかんなくなってくる。
目の前には表情が変わって、焦ったようにこちらを見つめる朝光くん。
さっきの強引な彼の影は見えなくて安心した。
「あ、さひくん、あまいの、ほしい……」
「……甘いのがいーの?」
「うん、甘いの……」
たくさん名前を呼んで、優しく抱きしめてほしい。
わがままだな、と自負しつつも、とっくに朝光くんに溶かされた頭には理性が聞かなくなってしまっている。
「……じゃあベッド行こっか」
足の間に入れられていた膝をゆるく引き抜かれる。
支えがなくなりがくん、となった私を朝光くんは優しく抱きとめてくれた。
そのまま太ももの裏と首のうしろに手を回されて、お姫さまだっこをされてしまう。



