「っ、やあ……!」
さっきの異常なほどの熱がやっと収まってきたのに、また新しい波のようなものがやってきてしまう。
強すぎる刺激に体の熱は止まらなくて頭はもうぐちゃぐちゃ。
「は、えっろ……」
濡れた瞳で朝光くんを見上げると、余裕のなさそうな色っぽい表情をしていて。
それだけで私の体もずくん、と疼いた。
わたしの名前を呼んでくれない、朝光くんの強引すぎるキスと膝の刺激。
体は反応、してしまうけど涙はどんどん溜まっていって。
ぽたり、とついに零れてしまう。
「……ごめん、咲良」
私がボロボロ泣いてるのを見て、我に返ったように頭を撫でてくる朝光くん。
朝光くんとのキスは嫌い、じゃないけど、
いつもは私の名前を呼んで、優しく優しくキスしてくれるのに。



