俺は、咲良のことが好き、なのか。
そうだったら全てのことに辻褄が合うきがする。
どうしようもなく特別で、可愛くて、愛おしい俺のお姫様。
この綺麗な髪も、目も、瞳も、全部俺のものにしたい。
自覚した瞬間、無意識に抑えていた気持ちがドッと溢れ出した。
俺は、この子が好きなんだ。
大切にしたいからほかの女みたいに最後までしないし。
ただただ気持ちよくなる姿を見て恐ろしいほどに嬉しくなる。
咲良の過去の男も、女も関係ない。
「……絶対俺のもんにする」
ちゅ、と咲良の唇に今日何回目かも分からなくなってしまっまたキスを落とす。
俺の小さなつぶやきは、窓の外の夜空に消えていった。