頭がぼーっとしてなにも考えられない。
「あ、朝光くん、1回止まっ、んんっ、」
「だめ。今日、咲良めちゃくちゃ敬語使ってたから、俺もめちゃくちゃキスする」
ああ、そうだ。
すっかり頭から抜け落ちていたけど、敬語使ったらキスするって忠告されてたんだった……。
駄々っ子のように私のいうことを聞いてくれず、ずっと求め続けてくる朝光くん。
でも、全然自分勝手じゃなくてむしろ逆。
私の反応をいちいち確かめながらすすめてくれる。
だからわたしもすごく気持ちがよくて、やめたくない、なんてバカなことを思うくらい。
「はあ、あっつ……」
1度私から顔を離して、髪をかきあげた朝光くん。
その額には汗がじんわりと滲み出てて、それすらもかっこいいと思ってしまう。



