最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。



「うんっ、だよね〜!黒羽さまがお姉ちゃんのこと気にかけるわけがないよね!だってお姉ちゃんは誰からも好きになってもらえないんだから、」



━━━━『可哀想』


言葉とは対比して嬉しそうに放たれた麗華の言葉。


それは予想以上に深くわたしの心に突き刺さる。



わかってる、よ。


誰からも愛されないことなんて。

朝光くんに可哀想な『所有物』としか思われてないって。


分かってた、のに。


誰かの口からそれを言われることが、なによりも辛い。



一度いやなことを考えてしまうと止まらない。


ぐるぐるぐるぐる。
ずっと脳の中で嫌な思い出や、ネガティブな思いが繰り返される。