最強総長は虐げられた姫が可愛くて仕方ないらしい。




「あと俺、こっちが本性だから皆には内緒ね。朝光たちと……あと1人の子以外には出してないから」


「わ、分かりました……」


''一人の子''っていうのが気になったけど、聞くのは野暮だなと思って胸の中にしまった。


「俺もよろしくお願いします、咲良先輩」


「うん、こちらこそよろしくお願いします……!」


ふふ、内永くんは凪くんと朝光くんとはまた違った可愛さがあるなぁ。


「この学校にいる俺の族の幹部はこいつら2人だけだから、なんかあったら俺か、俺がいなかったらこいつらを頼って」


「はい!了解です」


つまり朝光くんといることで私に危険が及ぶかもしれないから、2人を紹介してくれたってことだよね。



そのタイミングでキーンコーンカーンコーンと予鈴が鳴った。


「そろそろ戻んないといけないね」