「え、あ、朝光くん!?」
真っ黒な髪を風に好きなようになびかせて、ヒラヒラと手を振っているのは紛れもない朝光くんだった。
隣には知らない男の子も。
「おまえさ、自分のクラスの女子を連れてくるくらい自分でやれよ」
「えー、めんどくさかったんだもん」
目の前で繰り広げられる2人の会話。
っていうか相川くんなんか口調変わってない……?
いつもの誰にでも優しいキラキラ王子様とはひどくかけ離れている気がする。
「さ、咲良をここに呼んだわけだけど」
「はい」
「とりあえず紹介、ね。この子、俺と今同居してる鈴木咲良っていう子」
「っえ!?」
さらりとバラされてびっくりする。
そんなにすぐバラしちゃっていいの!?



