「そー、屋上」
「ええ、初めて来たかも……!」
そこにあったのは3階から屋上に続く扉。
見たことはあったけど、入ったことはなかったからワクワクしてしまう。
相川くんによって勢いよくドアが空けられると、ぶわっと肌に当たる風と眩しい光。
そこには一面の空が広がっていた。
「綺麗……」
「でしょ。俺らのとくとーせき」
相川くんの''俺ら''の言葉に疑問を感じつつも空の青さに感動していると、
「朝光、ご命令どーり連れてきたぞ」
朝から聞き慣れている名前が耳に響いて思わずそちらに顔を傾けてしまう。
「さんきゅ。さっきぶり咲良」



