「……え、わたしですか?」
「ん、そーだよ」
「ほら咲良行ってきなよ!ね!」
ね!には『もしバレてたら上手く隠しといて』っていう副和音が聞こえてなんとなく頷いて相川くんについて廊下にでた。
……ななちゃんの代わりに私が怒られたりして。
ななちゃんは美人さんだから怒らないけど、私の方に注意してくるとか結構ありそう……。
「話したいこと、なんだけどさ」
「っはい!」
「はは、噛みすぎ。ちょっと、とりあえず俺についてきて」
口調っていうか雰囲気が少し変わった気がしたのは私の気のせいだろうか。
でも口答えするわけにも行かないから、黙って雛鳥みたいについていくしかない。
「え……、ここって、」



