自分のデスクへ向かうと隣の席のマイちゃんはすでに出勤してきていた。
「あ、おはようございまぁす」
肩まである栗色の髪はゆるく巻かれていて、耳元には小ぶりなピアスがチラチラと揺れて見える。
そんなマイちゃんはパソコンの手前に手鏡を広げてリップを塗り直していた。
早めに出勤してもその時間を仕事に使うつもりはなさそうだ。
「おはようマイちゃん」
優莉奈は後輩のマイちゃんに声をかけて自分のデスクに座り、パソコンを開いた。
少し年季の入ったパソコンは立ち上がるまでに時間がかかる。
そろそろ新しいマシーンを導入してくれないだろうかと、前々から思っていたが、現状ではもう少し後になりそうだ。
1分ほど待ってパソコンが起動すると、すぐにメールを開いた。
そのひとつひとつに目を通していく。
優莉奈が有名お菓子メーカーの事務として務め始めてもう5年になる。
後輩も何人かできて、今はマイちゃんの頼れる先輩という立ち位置だ。
「あ、おはようございまぁす」
肩まである栗色の髪はゆるく巻かれていて、耳元には小ぶりなピアスがチラチラと揺れて見える。
そんなマイちゃんはパソコンの手前に手鏡を広げてリップを塗り直していた。
早めに出勤してもその時間を仕事に使うつもりはなさそうだ。
「おはようマイちゃん」
優莉奈は後輩のマイちゃんに声をかけて自分のデスクに座り、パソコンを開いた。
少し年季の入ったパソコンは立ち上がるまでに時間がかかる。
そろそろ新しいマシーンを導入してくれないだろうかと、前々から思っていたが、現状ではもう少し後になりそうだ。
1分ほど待ってパソコンが起動すると、すぐにメールを開いた。
そのひとつひとつに目を通していく。
優莉奈が有名お菓子メーカーの事務として務め始めてもう5年になる。
後輩も何人かできて、今はマイちゃんの頼れる先輩という立ち位置だ。