嬉しすぎる。名前も聞けただけでもいい収穫だったのにまさか連絡先も交換できるなんて。






私たちは連絡先を交換した後、少し談笑して心が踊りながら帰ったのは言うまでも無い。










――――トキside




「もし誰かを助けられなかったことを悔やみ続けてると、目の前のまだ助けられる人を見逃してしまいます。そうなると一生ヒーローにはなれないですよ。まぁ私の考えなんですけどね。」






胸の中の何かがストンっと音を立てて落ちて行った。