―――― はぁ…… 先程の出来事を思い浮かべてはため息が自然と出る。 「今日も暗い顔をしてるね」 振り向くとこの前の男子生徒がまた居た。 「この前の……」 「こんにちは、今日も座っていい?」 「はい」 「ありがとう」 ニコッと笑いこの前と同じ私の右隣に座る彼。 座ったあと、私たちの間には沈黙が流れた。