「父よ、頭が痛いから大きい声を出さないでくれ」 「なんてことだ……昔はパパの声が大好きって言ってくれてたのに、咲がそんなことを言うなんて……先生!咲はきっと頭を打ったのかもしれない!」 「落ち着けよ父さん。頭が痛くて大きい音がダメだから静かにしてくれって言ってるんだよ」 あ~救世主のお兄様。あなたが付いてきてくれて助かったよ。 「咲、大丈夫か?」