「…………」






ゆっくりと目を開く。そこには白い天井と消毒の匂い。






目線だけ動かしてみると、今自分が保健室に居るということをゆっくり理解した。






「あっ目が覚めたのね」






カーテンを少し開け、顔をのぞかせる保健医。







「どうやってここに?」






「男子生徒にすごい勢いで呼ばれて見に行ったら藍沢さんが倒れていて、すごい血相であなたのこと心配してたのよ」