――――冬弥side





ガッ!!





左頬がジンジンと痛む。





「どの面下げて、ここに立ってる!今までどんな気持ちで生きてきたんだ!」





俺は今、音峰幸さんのご両親へ謝罪をするため深山という男に連れられて来た。





「どうせ今まで自分の欲望のためにしか生きてこなかったんだろ。進くんに仕方なく連れてこられたぐらいにしか思ってないんだろ!」