――――咲の父side






「いってきまーす」






ご機嫌で出掛けた俺の最愛の娘。






そんな娘を泣かせたあのガキ……腹が立つ。






「咲、行った?」






「あぁ」






「じゃあ俺達も準備しようか」






手に必要なものを持ち、俺たちは咲の学校へと向かった。