ダメダメ!今日は折角のお出かけなんだから暗い気分でいるのは良くない! 「藍沢さん」 肩をトントンと叩かれ、後ろを振り向く。 かっ完璧なビジュアル……。 誰もが振り向くであろう私服姿。いつもは制服なのでなんだか新鮮。 「なんか可愛いね」 「へ?」 可愛いなんてほめられると思っていなかったから間抜けな声が出てしまった。