甘すぎる嘘でからかう御曹司様、私と結婚して下さいますか?

「いやぁ、美玲ちゃんのお姉さんってこんな面白い人だったんだね、最高」

その後もずっと笑い続けている。

この人も大概失礼だが、今は確実に私が失礼すぎる。


「あ、あの・・・本当に申し訳ありません・・・・」


「なんで、謝るの?全然いいよ。美玲ちゃんが心配だったんでしょ?」


そう言って、その男性は私をとりあえず家に上げてくれる。


「あの、妹の結婚相手はどんな人なのでしょうか?私は何故か会わせてもらえなくて・・・。妹と仲は良いのでしょうか・・・?」

「あの二人?そりゃあ、とっても仲よ・・・」

「なかよ?」

すると、男性が何かを思いついたように黙り込んだ後、急に話し出した。