甘すぎる嘘でからかう御曹司様、私と結婚して下さいますか?

「・・・・春矢さんの嘘つき。ばか・・・」

やっと絞り出した言葉も全然上手く話せなくて・・・


「ねぇ、美都ちゃん。もう一回聞くよ。本当に俺と離婚したい?」


「・・・・したいわけない」


私はそっと春矢さんを抱きしめ返す。


「駄目。美都ちゃん、離して。離してくれないと、キスできないでしょ?」


そう言って春矢さんが、もう一度私にキスをした。