「それで良いの?美都ちゃんは」

「はい」

私ははっきりと答える。


「了解。じゃあ、そうしよっか。俺のことは気にしないで。何も心配しなくて良いから・・・・・最後にキスでもしたいくらいだよ」


春矢さんはあまりにもいつも通りで、私は・・・

「からかわないで下さい!」

って、震えた声を隠しながら言うことで精一杯だった。