甘すぎる嘘でからかう御曹司様、私と結婚して下さいますか?

「そっか。じゃあ・・・・」

春矢さんがほうれん草のおひたしを一口箸ですくい、私の口の前に持ってくる。

「美都ちゃん、ほら、口あけて?」

「!?子供扱いしないで下さい!」

「してないよ?ほら、早く。俺たち、夫婦だよ?」

「う・・・」

私は、そっと口を開ける。

「ん、上手。美味しい?美都ちゃん」

「・・・・美味しいです」