「目の前にセレーナというターゲットがいれば、暗殺者がなにかしらの行動を起こすかもしれないでしょう?」
「まさか、ご自身が囮になって暗殺者をおびき出すおつもりですか」
ユーリスが険しい口調で問うてくる。
表情と声音は厳しいが、それはベアトリスの身の危険を案じるがゆえのこと。
私のことをすごく心配してくれているんだ……と内心嬉しくなりつつ、ベアトリスは澄まし顔でユーリスに尋ねた。
「なにが起きても、私を守ってくれるんでしょう?」
そう言った途端、心配そうな顔をしていた彼が表情を引き締め、頼もしくうなずく。
「お任せください。必ずお守りいたします」
ユーリスの言葉に勇気を貰ったベアトリスは、さっそく関係者を集めて茶会と称した囮作戦を決行した。
✻ ✻ ✻
約束の期日まで残り二日に迫った頃──。
王妃は私室のガーデンテラスで、セレーナの監視を行っていた密偵から報告を受けていた。
「は? 毎日、お茶会やパーティを開いているですって? まあ、ふっ、ふふふふっ! アハハハハッ!」
「まさか、ご自身が囮になって暗殺者をおびき出すおつもりですか」
ユーリスが険しい口調で問うてくる。
表情と声音は厳しいが、それはベアトリスの身の危険を案じるがゆえのこと。
私のことをすごく心配してくれているんだ……と内心嬉しくなりつつ、ベアトリスは澄まし顔でユーリスに尋ねた。
「なにが起きても、私を守ってくれるんでしょう?」
そう言った途端、心配そうな顔をしていた彼が表情を引き締め、頼もしくうなずく。
「お任せください。必ずお守りいたします」
ユーリスの言葉に勇気を貰ったベアトリスは、さっそく関係者を集めて茶会と称した囮作戦を決行した。
✻ ✻ ✻
約束の期日まで残り二日に迫った頃──。
王妃は私室のガーデンテラスで、セレーナの監視を行っていた密偵から報告を受けていた。
「は? 毎日、お茶会やパーティを開いているですって? まあ、ふっ、ふふふふっ! アハハハハッ!」



