罪人の自分が、ここを出て王都に……?
「そっ、それって脱走? いいえ、まさか……駆け落ちってこと!? だ、ダメよ。貴方に迷惑かけちゃうわ!」
ベアトリスは思わずベッドから飛び起きて「ダメよ。ダメダメ」と首を大きく横に振る。
それを見たユーリスが、ふっと微笑んだ。そのまま、珍しく声を上げて爆笑し始める。
「なによ、なんでそんなに笑うのよ」
「いや、すみません。あまりに予想外のことを言われたので。そうか、駆け落ちか。君って、以外にロマンチストなんだな。神殿でお仕えしていた頃は気付かなかった」
ロマンチストと言われて、ベアトリスの顔が一気に熱くなった。
なにを隠そうベアトリスは、幼少期から大の恋愛小説好き。
ロマンチックな物語は大好物だ。
特に、騎士と姫の甘く切ない身分差の恋や、思い合うふたりが障害を乗り越え結ばれる王道ストーリーは大好き。
しかし、『伯爵令嬢、そして聖女として威厳ある振る舞いをしなさい』という両親の言いつけを守り、これまで年相応の趣味はひた隠しにしてきた。
「そっ、それって脱走? いいえ、まさか……駆け落ちってこと!? だ、ダメよ。貴方に迷惑かけちゃうわ!」
ベアトリスは思わずベッドから飛び起きて「ダメよ。ダメダメ」と首を大きく横に振る。
それを見たユーリスが、ふっと微笑んだ。そのまま、珍しく声を上げて爆笑し始める。
「なによ、なんでそんなに笑うのよ」
「いや、すみません。あまりに予想外のことを言われたので。そうか、駆け落ちか。君って、以外にロマンチストなんだな。神殿でお仕えしていた頃は気付かなかった」
ロマンチストと言われて、ベアトリスの顔が一気に熱くなった。
なにを隠そうベアトリスは、幼少期から大の恋愛小説好き。
ロマンチックな物語は大好物だ。
特に、騎士と姫の甘く切ない身分差の恋や、思い合うふたりが障害を乗り越え結ばれる王道ストーリーは大好き。
しかし、『伯爵令嬢、そして聖女として威厳ある振る舞いをしなさい』という両親の言いつけを守り、これまで年相応の趣味はひた隠しにしてきた。



