食事と入浴を済ませベッドに寝そべると、すぐさま眠気がやってきた。
不安と心配は尽きないけれど、明日のことは明日考えよう……。
抗えない睡魔に捕らえられたベアトリスは、朝までぐっすりと眠った。
だが、ほっと安らいだのも束の間。
翌日、今後について話し合っていたベアトリスとブレア兄弟の元に、早馬で驚くべき知らせがもたらされた。
「差出人は、フェルナン殿下だ」
書簡を読みながらルーカスが形の良い眉根を寄せる。
すかさずユーリスが「殿下はなんと言ってきているのです?」と兄に尋ねた。
「『罪人ベアトリス・バレリー元伯爵令嬢が脱走した。各領主はくまなく領内を捜索し報告すること。なお罪人が見つかるまで聖女の派遣は差し止める』と、フェルナン殿下が仰せだ」
「そんな……」
(聖女の派遣を止められたら、ブレア領の人々に迷惑がかかってしまう。私が、ここにいるせいで……)
罪悪感に駆られ青ざめるベアトリスの横で、ユーリスの部下が駆け寄ってきて告げた。
不安と心配は尽きないけれど、明日のことは明日考えよう……。
抗えない睡魔に捕らえられたベアトリスは、朝までぐっすりと眠った。
だが、ほっと安らいだのも束の間。
翌日、今後について話し合っていたベアトリスとブレア兄弟の元に、早馬で驚くべき知らせがもたらされた。
「差出人は、フェルナン殿下だ」
書簡を読みながらルーカスが形の良い眉根を寄せる。
すかさずユーリスが「殿下はなんと言ってきているのです?」と兄に尋ねた。
「『罪人ベアトリス・バレリー元伯爵令嬢が脱走した。各領主はくまなく領内を捜索し報告すること。なお罪人が見つかるまで聖女の派遣は差し止める』と、フェルナン殿下が仰せだ」
「そんな……」
(聖女の派遣を止められたら、ブレア領の人々に迷惑がかかってしまう。私が、ここにいるせいで……)
罪悪感に駆られ青ざめるベアトリスの横で、ユーリスの部下が駆け寄ってきて告げた。



