「毒虫事件の黒幕は、以前セレーナと共に神殿の下働きをしていた侍女だった。どうやら投身自殺を図ったようで、騎士が見つけた時には既に事切れていた」
自殺現場に残された遺書には『幸せそうなセレーナが羨ましく憎らしくて、縁談をぶち壊してやりたい衝動に駆られました』などと、これまでの犯行を全面的に認める内容が記されていたらしい。
さらに『これ以上は逃げられない、許されない。だから自ら命を絶ちます』とも書かれていたそうだ。
鏡の向こうで話を聞いていたセレーナが、めそめそと涙をこぼす。
「あぁ……なんてことでしょう。正直に話してくれれば、わたしは彼女を許したのに……死ぬなんて……」
犯人の自死というなんともスッキリしない終わり方に全員が黙り込む。
その沈黙を打ち破ったのは、控えめなポールの発言だった。
「あの……犯人が捕まったということは、セレーナ様の身の危険はなくなった、ということですよね? では、身代わり作戦は終了ですか……?」
自殺現場に残された遺書には『幸せそうなセレーナが羨ましく憎らしくて、縁談をぶち壊してやりたい衝動に駆られました』などと、これまでの犯行を全面的に認める内容が記されていたらしい。
さらに『これ以上は逃げられない、許されない。だから自ら命を絶ちます』とも書かれていたそうだ。
鏡の向こうで話を聞いていたセレーナが、めそめそと涙をこぼす。
「あぁ……なんてことでしょう。正直に話してくれれば、わたしは彼女を許したのに……死ぬなんて……」
犯人の自死というなんともスッキリしない終わり方に全員が黙り込む。
その沈黙を打ち破ったのは、控えめなポールの発言だった。
「あの……犯人が捕まったということは、セレーナ様の身の危険はなくなった、ということですよね? では、身代わり作戦は終了ですか……?」



