ユーリスはいつも冷静沈着だから一見冷たそうに見えるが、実際は相手の心の機微に聡く、気遣いのできる優しい人だとベアトリスは思っている。
(こういうさりげない思い遣りが一番癒されるのよねぇ~)
ユーリスの顔を見上げながら、ベアトリスはふわりと笑みを浮かべた。
「俺の顔になにかついていますか?」
「いいえ、なにもついてないわよ」
「では、なぜ笑っているのです」
「う~ん、ユーリスって、いい人だなぁって思って」
心のまま素直に告げると、彼は驚いた様子でまばたきした後、視線をそらしてぶっきらぼうに言った。
「…………別に、普通ですよ」
「あれれぇ~、もしかして照れているの? ユーリスってば意外にウブなのね」
「君こそ。お茶一杯でほだされるなんて、案外チョロいんだな」
「チョロ……! チョロくないわよ、失礼ね!」
腕組みしてフンとそっぽを向くと、ユーリスが目を細めてクスッと微笑んだ。
そして、なにかに気付いた様子で「ところで──」と別の話題を振ってくる。
「マリアが毒虫事件の実行犯だと、よく気付きましたね。なにかヒントがあったのですか?」
(こういうさりげない思い遣りが一番癒されるのよねぇ~)
ユーリスの顔を見上げながら、ベアトリスはふわりと笑みを浮かべた。
「俺の顔になにかついていますか?」
「いいえ、なにもついてないわよ」
「では、なぜ笑っているのです」
「う~ん、ユーリスって、いい人だなぁって思って」
心のまま素直に告げると、彼は驚いた様子でまばたきした後、視線をそらしてぶっきらぼうに言った。
「…………別に、普通ですよ」
「あれれぇ~、もしかして照れているの? ユーリスってば意外にウブなのね」
「君こそ。お茶一杯でほだされるなんて、案外チョロいんだな」
「チョロ……! チョロくないわよ、失礼ね!」
腕組みしてフンとそっぽを向くと、ユーリスが目を細めてクスッと微笑んだ。
そして、なにかに気付いた様子で「ところで──」と別の話題を振ってくる。
「マリアが毒虫事件の実行犯だと、よく気付きましたね。なにかヒントがあったのですか?」



