「な、なにっ!? 犯人が見つかっただと! それで、そいつは今どこにいるんだ!」
「騎士団に安置しております」
「安置? どういうことだ」
「それが……発見時には既に、犯人は死んでおりましたので……」
ポールの報告の後、フェルナンは詳細を確かめるため急ぎ騎士団本部に向かい、王妃との会談はそのままお開きとなった。
セレーナに扮したベアトリスは自室で待機を言い渡され、かれこれ二時間が経つ。そろそろ待つのも疲れてきた。
(真犯人が捕まったのなら、私はお役御免よね? でも、まさか遺体で見つかるなんて……)
自分の知らないところで、確実になにかが起きている。
得体の知れない恐怖に身震いすると、ユーリスがそっと目の前にティーカップを置いた。湯気に乗ってふわりと、柑橘系の良い香りが匂い立つ。
「リラックス効果のある飲み物を侍女に用意させました。冷めないうちにどうぞ」
促されて一口飲むと、温かなお茶とユーリスの気遣いが身体に染み渡り、ほっと肩の力が抜けた。
「騎士団に安置しております」
「安置? どういうことだ」
「それが……発見時には既に、犯人は死んでおりましたので……」
ポールの報告の後、フェルナンは詳細を確かめるため急ぎ騎士団本部に向かい、王妃との会談はそのままお開きとなった。
セレーナに扮したベアトリスは自室で待機を言い渡され、かれこれ二時間が経つ。そろそろ待つのも疲れてきた。
(真犯人が捕まったのなら、私はお役御免よね? でも、まさか遺体で見つかるなんて……)
自分の知らないところで、確実になにかが起きている。
得体の知れない恐怖に身震いすると、ユーリスがそっと目の前にティーカップを置いた。湯気に乗ってふわりと、柑橘系の良い香りが匂い立つ。
「リラックス効果のある飲み物を侍女に用意させました。冷めないうちにどうぞ」
促されて一口飲むと、温かなお茶とユーリスの気遣いが身体に染み渡り、ほっと肩の力が抜けた。



