「母親を疑うとは、なんてひどい息子なんでしょう。セレーナの言う通り、わたくしは人を使って毒虫をばら撒くような、そんなおぞましい嫌がらせはしなくってよ」
「疑ってすみません、母上……」
「今回だけは許してあげましょう。セレーナ、わたくしは今後も貴女を見ていますからね。次に能力不足だと判断した時には容赦なく婚約破棄を命じますので、そのつもりで」
「王妃様、ありがとうございます!」
何度もお辞儀をするベアトリスに、王妃は珍しく柔らかな笑みを浮かべた。
「それにしても、正直見直したわ。いつもオドオドしていた貴女が、先日の夜会ではわたくしに言い返して、今日は侍女の悪事を暴いてしまうなんて。ふふっ、意外に見どころがあるじゃない」
「お褒めにあずかり、光栄です……」
「侍女の自白を引き出す方法も見事だったわ。厳しく問い詰めた後、優しい言葉で諭す、飴と鞭を上手に使い分けられていたじゃない。やればできる子なんだから、これからも頑張りなさい」
「疑ってすみません、母上……」
「今回だけは許してあげましょう。セレーナ、わたくしは今後も貴女を見ていますからね。次に能力不足だと判断した時には容赦なく婚約破棄を命じますので、そのつもりで」
「王妃様、ありがとうございます!」
何度もお辞儀をするベアトリスに、王妃は珍しく柔らかな笑みを浮かべた。
「それにしても、正直見直したわ。いつもオドオドしていた貴女が、先日の夜会ではわたくしに言い返して、今日は侍女の悪事を暴いてしまうなんて。ふふっ、意外に見どころがあるじゃない」
「お褒めにあずかり、光栄です……」
「侍女の自白を引き出す方法も見事だったわ。厳しく問い詰めた後、優しい言葉で諭す、飴と鞭を上手に使い分けられていたじゃない。やればできる子なんだから、これからも頑張りなさい」



