号泣するマリアに対し、ベアトリスは今までとは打って変わって優しく問いかける。
──飴と鞭作戦、開始よ!
「マリア、お願い……すべてを話して……?」
「わっ、わたしは、脅されてやったんです!……決して、自分の意思でセレーナ様のお命を狙ったのではありません!」
涙を流しながら、マリアは犯行までの経緯を語り始めた。
「はじめは、ほんの出来心で盗みを働いたんです。やめなきゃと思いつつ、王宮には綺麗な物がたくさんあるので、気付くと手が出ていて……」
そんな手癖の悪いマリアの元に、ある日突然、差出人不明の手紙が届いた──。
「書かれていたのは『悪事をバラされたくなければ、命令に従え』という脅し文句でした。私は捕まるのが怖くて……自分の罪を隠すために、指示に従いました」
事件当日、手紙に書かれていた路地裏に行くと、そこに置かれていたのは毒虫入りの小箱だった。
「私は指示通りそれを持ってセレーナ様のお部屋に行きました。鍵が掛かっていなかったので、急いで中に入って……ベッドに虫を撒いて逃げました……」
──飴と鞭作戦、開始よ!
「マリア、お願い……すべてを話して……?」
「わっ、わたしは、脅されてやったんです!……決して、自分の意思でセレーナ様のお命を狙ったのではありません!」
涙を流しながら、マリアは犯行までの経緯を語り始めた。
「はじめは、ほんの出来心で盗みを働いたんです。やめなきゃと思いつつ、王宮には綺麗な物がたくさんあるので、気付くと手が出ていて……」
そんな手癖の悪いマリアの元に、ある日突然、差出人不明の手紙が届いた──。
「書かれていたのは『悪事をバラされたくなければ、命令に従え』という脅し文句でした。私は捕まるのが怖くて……自分の罪を隠すために、指示に従いました」
事件当日、手紙に書かれていた路地裏に行くと、そこに置かれていたのは毒虫入りの小箱だった。
「私は指示通りそれを持ってセレーナ様のお部屋に行きました。鍵が掛かっていなかったので、急いで中に入って……ベッドに虫を撒いて逃げました……」



