プツンと通話を切ると同時に──。
「ああっ、もうほんとに私のバカ! なんて恥ずかしい格好してるのよ、この大馬鹿者~~~ッ!!」
ベアトリスは化粧台に突っ伏して、真っ赤な顔で叫ぶのだった。
* * *
一方のユーリスは、先ほどまでベアトリスの姿が映し出されていた鏡を静かに閉じ、深く溜息をついていた。
「まったく、なんて格好をしてるんだ……警戒心がなさ過ぎる」
ぽたり、ぽたりと雫がしたたる濡れた艶やかな金髪。湯上がりでほんのり桃色に上気した頬と華奢な身体、豊かな…………。
そこまで考えて、ユーリスは慌てて首を横に振った。
(なにを考えているんだ、俺は! 相手は、あの高飛車で毒舌なベアトリスだぞ。あ、いや、もう高飛車で毒舌ではなくなったのか……)
『気をつけて』と自分を心配するベアトリスの顔が脳裏に浮かぶ。
人の本質は変わらないと思っていたが、正直、彼女の努力と改心、変化には目を見張るものがあった。
(最近はすごく素直で愛らしい……)
「あぁ、クソ! これから任務だっていうのに、余計なこと考えるんじゃねぇよ」
ユーリスは、普段はめったに口にしない素の口調で自分自身を叱りつけると、ベアトリスに依頼された任務を達成すべく部屋を出た。
「ああっ、もうほんとに私のバカ! なんて恥ずかしい格好してるのよ、この大馬鹿者~~~ッ!!」
ベアトリスは化粧台に突っ伏して、真っ赤な顔で叫ぶのだった。
* * *
一方のユーリスは、先ほどまでベアトリスの姿が映し出されていた鏡を静かに閉じ、深く溜息をついていた。
「まったく、なんて格好をしてるんだ……警戒心がなさ過ぎる」
ぽたり、ぽたりと雫がしたたる濡れた艶やかな金髪。湯上がりでほんのり桃色に上気した頬と華奢な身体、豊かな…………。
そこまで考えて、ユーリスは慌てて首を横に振った。
(なにを考えているんだ、俺は! 相手は、あの高飛車で毒舌なベアトリスだぞ。あ、いや、もう高飛車で毒舌ではなくなったのか……)
『気をつけて』と自分を心配するベアトリスの顔が脳裏に浮かぶ。
人の本質は変わらないと思っていたが、正直、彼女の努力と改心、変化には目を見張るものがあった。
(最近はすごく素直で愛らしい……)
「あぁ、クソ! これから任務だっていうのに、余計なこと考えるんじゃねぇよ」
ユーリスは、普段はめったに口にしない素の口調で自分自身を叱りつけると、ベアトリスに依頼された任務を達成すべく部屋を出た。



