しゅんとするベアトリスだったが、ユーリスは特段気にした様子もなく「それでは」と通話を切ろうとした。
だが、なにかを思い出したようで、ぴたりと手を止め再度こちらを見た後、若干気まずそうに視線をそらす。
いつも目を合わせてハキハキしゃべる人なのに、口ごもるなんて珍しい。
「なにか気になることでもあるのかしら?」
「その……俺も、一応男なので……」
「うん? 言われなくても分かっているわ」
中性的な美貌の持ち主だから「実は俺、女なんです」と言われても、驚きつつも納得しそうな気がするけれど……。
というか、彼はなにを伝えたいのかしら?
「さっきから横を向いたままモゴモゴしてどうしたの? 私に言いたいことがあるならハッキリ教えて。素直に聞くし、直すよう努力するから」
「分かりました。では恐れながら…………」
ユーリスはコホンとひとつ咳払いをすると、ためらいがちに告げた。
「男の前でそのような格好は、やめた方がよろしいかと」
「ん? 格好??」
ベアトリスは首を傾げながら自身の身体を見下ろし──ギョッとした。
だが、なにかを思い出したようで、ぴたりと手を止め再度こちらを見た後、若干気まずそうに視線をそらす。
いつも目を合わせてハキハキしゃべる人なのに、口ごもるなんて珍しい。
「なにか気になることでもあるのかしら?」
「その……俺も、一応男なので……」
「うん? 言われなくても分かっているわ」
中性的な美貌の持ち主だから「実は俺、女なんです」と言われても、驚きつつも納得しそうな気がするけれど……。
というか、彼はなにを伝えたいのかしら?
「さっきから横を向いたままモゴモゴしてどうしたの? 私に言いたいことがあるならハッキリ教えて。素直に聞くし、直すよう努力するから」
「分かりました。では恐れながら…………」
ユーリスはコホンとひとつ咳払いをすると、ためらいがちに告げた。
「男の前でそのような格好は、やめた方がよろしいかと」
「ん? 格好??」
ベアトリスは首を傾げながら自身の身体を見下ろし──ギョッとした。



