さすが若くして副隊長に抜擢された優秀な騎士。すべてを言わずとも動いてくれるから非常に助かる。
「かしこまりました。さっそく任務を開始します」
「お願いね。くれぐれも気をつけて」
「貴女に『気をつけて』と心配される日が来るとは……本当に変わりましたね」
ユーリスが目を細めて微笑む。
顔立ちが整いすぎているため無表情だと冷たく見えるが、微笑を浮かべれば途端に優しい雰囲気になる。
ベアトリスは密かに、ユーリスの笑顔が好きだった。
(こんな些細な一言で微笑んでくれるなら、もっと前から『ありがとう』とか『気をつけてね』とか、たくさん言えば良かったな)
ほろ苦い後悔と甘酸っぱい感情が同時にこみ上げる。
(今からでも、遅くないのかな……)
「ベアトリス様?」
「えっ? あっ、なんでもないわ! 早く行って!」
とっさに命令口調になってしまい、言ったそばからベアトリスは後悔した。
(ああ、もう……! どうして私は可愛くない言い方しちゃうのかしら……)
「かしこまりました。さっそく任務を開始します」
「お願いね。くれぐれも気をつけて」
「貴女に『気をつけて』と心配される日が来るとは……本当に変わりましたね」
ユーリスが目を細めて微笑む。
顔立ちが整いすぎているため無表情だと冷たく見えるが、微笑を浮かべれば途端に優しい雰囲気になる。
ベアトリスは密かに、ユーリスの笑顔が好きだった。
(こんな些細な一言で微笑んでくれるなら、もっと前から『ありがとう』とか『気をつけてね』とか、たくさん言えば良かったな)
ほろ苦い後悔と甘酸っぱい感情が同時にこみ上げる。
(今からでも、遅くないのかな……)
「ベアトリス様?」
「えっ? あっ、なんでもないわ! 早く行って!」
とっさに命令口調になってしまい、言ったそばからベアトリスは後悔した。
(ああ、もう……! どうして私は可愛くない言い方しちゃうのかしら……)



