王妃との会談から時は遡り、期限の二日前──。
その日も朝から晩までパーティを開き疑わしい人物を探したが、ベアトリスに危害を与えようとする者は現れず。これといって怪しい動きをする人も見当たらない。
(まずいわ……このままじゃ鉱山へ逆戻り……)
部屋でぶるりと身体を震わせると、侍女が心配そうに尋ねてきた。
「セレーナ様、どうかなさいましたか?」
「あっ……その、少し疲れてしまって……」
「では今夜は、身の回りのお世話を私がお手伝いいたしましょうか?」
「ええ、ありがとう……お願いするわ」
セレーナはいつも身の回りのことは自分でやっていたようだが、一日くらい侍女の手を借りても良いだろう。
テキパキと着替えを手伝ってくれる侍女の顔に見覚えがなくて、ベアトリスは「あら? 貴女は……?」と尋ねた。
すると、新顔の侍女が慌てて頭を下げる。
「あっ、申し遅れました。わたくしマリアと申します。本日は定例会のため、臨時でセレーナ様の身の回りのお世話をさせていただきます」
その日も朝から晩までパーティを開き疑わしい人物を探したが、ベアトリスに危害を与えようとする者は現れず。これといって怪しい動きをする人も見当たらない。
(まずいわ……このままじゃ鉱山へ逆戻り……)
部屋でぶるりと身体を震わせると、侍女が心配そうに尋ねてきた。
「セレーナ様、どうかなさいましたか?」
「あっ……その、少し疲れてしまって……」
「では今夜は、身の回りのお世話を私がお手伝いいたしましょうか?」
「ええ、ありがとう……お願いするわ」
セレーナはいつも身の回りのことは自分でやっていたようだが、一日くらい侍女の手を借りても良いだろう。
テキパキと着替えを手伝ってくれる侍女の顔に見覚えがなくて、ベアトリスは「あら? 貴女は……?」と尋ねた。
すると、新顔の侍女が慌てて頭を下げる。
「あっ、申し遅れました。わたくしマリアと申します。本日は定例会のため、臨時でセレーナ様の身の回りのお世話をさせていただきます」



