キミと花火「海のまにまに」

がたんごとん。
電車に揺られて、数時間後。
星がきらめく夜を見つめる。

そのとき、不意に窓から見えた景色が暗闇の中、目に焼きついた。
それは、美しく輝く夜の海の姿。


「ーーーっ、」

出来心に手を引っ張られ、電車を飛び降りた。
ホームのひと。切符を渡した駅員さん。
波の音、海の香り。
その全てに導かれるように歩いた、海辺の街。

誰かに呼ばれるように、そっと、近づいたのは、海のほとり。

ここには…私ひとり。





このまま、体をここに、なんてーーーーーーーーーーーーーーーー