爽やか王子様が、今日も私を口説いてくる。

「いい加減落ち着きなよ」

部屋に戻ってからもウジウジしてるりりにはあ、と溜息を吐けば無理に決まってるじゃん!と勢いよく言われた。

「もう無理…穴があったら入りたい…」

「布団に潜りながら言うのそれ」

布団にくるまるりりの背中(?)をそっと撫でる。
確かに片思い相手に美意識の高いりりがすっぴんを見られるのは相当恥ずかしいことだったんだろう。
ただりりはすっぴんも相当に可愛いんだけれど。

「すぐ顔覆ってたでしょ?あっちもあんまり見ちゃ悪いと思ったのか目を逸らしてたし」

ちらちら見てたけど。

でも、赤羽くんも満更でも無さそうだったけどな。
しかもTシャツにハーフパンツっていうゆる着姿のりりが他の男子に見られたら…ってかんじで周りを気にしてた気もするけど。


「……ほんと?大丈夫かな?」

隙間からそおっと顔を出したりりの頭を優しく撫でる。
大丈夫、と言った私の顔をじっと見て、やっと笑顔になった。

「……だよね、うん。気にしてても過ぎたものは仕方ないし。うん、もう気にしない!!よし!真夜中まで女子会だあ!」

「切り替えはや過ぎない?」

私の苦笑にも晴れやかな笑顔で答える。

「今夜は寝かせないからね!美月!」

「はいはい」