君のため、最期の夏を私は生きる

恋愛(ピュア)

和泉杏咲/著
君のため、最期の夏を私は生きる
作品番号
1708505
最終更新
2023/10/07
総文字数
6,305
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
126
いいね数
0
202×年8月31日。
東京の中心を走る電車の中で、28歳無職の男が次々と乗客をサバイバルナイフで刺すという凄惨な事件が起きました。
彼の目的は、有名なテーマパークに行こうとしていた、とある高校生カップルでした。
彼はそのカップルを執拗に追い回します。
そしてついに、彼がカップルを追い詰めた時でした。
彼が、カップルの男を刺そうとした瞬間、女が刺されました。
そして次に、呆然とする彼にカップルの男がナイフを突き刺しました。
カップルの男女は、そのまま息を引き取りました。
彼はたった一言こう囁いてから自らの喉にナイフを突き立てました。

「どうして妹のお前が、俺を殺すんだ。俺には、お前だけだったのに……」

こうして、この通り魔事件は被疑者死亡という形で、幕を閉じた……はずでした。
これが、妹と呼ばれた私の記憶です。
分かっています。
兄がお前だけだったのに、と言った本当の意味を。
神様。兄に命を奪われた私の哀れな最期の願いと思い、どうか聞き入れてください。
このままでは、3人とも地獄逝きです。
私以外の2人は、本来であれば天国に愛されたはずの人間です。
私が、彼らを堕としたのです。
だからお願いです。
私に、時間をください。
必ず正しい形にしてみせますから。



地獄に逝くのは……私だけです。


<登場人物>
笠木真白(16)高校1年生
笠木要(28)無職・真白の兄
虹丘望(16)高校1年生。真白の彼氏
あらすじ
神様。地獄に逝くべきなのは、私1人だけなのです。だから、どうかお願いします。もう一度、1ヶ月だけ私に下さい……

この作品の感想ノート

表題の
彼が、カップルの男を刺そうとした瞬間、女が刺されました。→高校生女が死亡

そして次に、呆然とする彼にカップルの男がナイフを突き刺しました。→高校生男が犯人を突き刺した?犯人が死亡?

カップルの男女は、そのまま息を引き取りました。→カップルの男はいつ死んだ?

彼はたった一言こう囁いてから自らの喉にナイフを突き立てました。→犯人が自分の喉を切った?

なんかわかりにくいです!

さなほさん
2023/10/07 17:15

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