アルバムを一通り見終えたのか、澪は顔を上げた。
そして、不思議そうな顔をして僕の方を向く。
「全部見たけどさぁ、なんか清少なくない?」
…よく見てるな、そんなこと。
サクッと図星を指されて押し黙った。
『…別に他の皆の写真あるからいいでしょ』
完全にゼロなわけじゃないし、少なくても思い出は変わらないし、記憶に残ってるから問題ない。
僕の投げやりな言葉に、澪はムッと頬を膨らませた。
「清もBLAZEの一員じゃん!
記憶の中に清も一緒に居るのに、見返した時に居ないのは寂しいよ」
そんなものだろうか。
澪の眉を下げた顔は少し加虐心が唆られ…じゃなくて。
今は追撃からどうにか逃れなければ。
『…自分の写真好きじゃないし』
本音と言い訳を足して2で割って答えた。
すると、澪は呆れ返った顔で僕を見てくる。
「顔面国宝が何言ってるの?
一人が嫌なら2人とか皆で映れば良いじゃない」
『………』
誰かと一緒に。
それは、案外悪くないかも。
そう思いながらも、澪の言葉に素直になるのは何だか悔しくて、フイとそっぽを向いた。
「あ、すねた」
無視したのに澪はクスクス笑ってて、意味不明だったけど。
和やかな空気は壊れずにここにあって。
心地いいな、と柄にもなく思った。
ー…この会話の後、アルバムの中に、清も混じった写真が増えたとか増えなかったとか。
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お待たせしてしまい、すみません。
リクエストありがとうございました!!☺
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