お隣のヤクザに要注意Ⅱ

「うそ、2着も……!」

「色違いだったんだけどどっちも似合うと思ったから決めれなくて……18歳、おめでとう」

羅虎……。

「あ、と……これは誕生日プレゼントとは別なんだけど」

……?

耳を赤く染めて、小さな箱を取り出した羅虎。

「ごめん、どうしても卒業まで待ちきれなくて……俺と結婚しよう」

「っ……」

宝石が付いた指輪を取り出して、左手の薬指にはめてくれた。

ああ、もう……涙が止まらない。

「18になったら、叶恋の全部をもらうって決めてた。叶恋のこと、好きで好きでたまらない。……俺と、結婚しよう叶恋」

「っ、うん……!私、成瀬叶恋になる」

そう言って、羅虎に思いっきり抱きついた。

「あー……やっと渡せた。だいぶ緊張するわこれ」

「うそ!そんな感じしないのに」

「男として大事な瞬間だから」

ほら、と自分の左手を見せてきた羅虎の指には同じ指輪があって。

もう……っ。

「私も大好き、羅虎」

18歳、私にとって最高の誕生日。