「あのね、堀江くんに教えてもらったの。それを聞いて理乃が他の女の子の彼氏になるなんて絶対やだって思った。だから、理乃が嫉妬しても私は子供っぽいとか思わないし、むしろ、弱いところもちゃんと見せてほしい、です」
言い切ってからちょっと恥ずかしそうにしてる俺の彼女。
……マジでなんだろこの生き物。天使?いや女神だな、もう。
「はああああ」
今すぐ襲いたいという欲望をにがすために大きなため息をつく。
ひたすら頭の中をクソマネージャーの煽りで固めた。するとちょっとだけ気持ちが収まってくる。
「ごめんな、そうだよな。俺、俺ばっかり嫉妬とかしてんだと思ってたけどそうじゃなくて今すげー嬉しい」