超人気アイドルの溺愛は、私にだけ。【番外編SS】



分からないけど、理乃だったら悪いことは絶対しないはず。不思議に思いながらも勉強に戻ってペンを進める。

理乃の帰りを待ってしばらくすると、

「律くん入りまーす!」


そんな声とともに律くんが出てきた。


さっきまでポメラニアンみたいだったのに、目つきは狼のように鋭くなって、纏う雰囲気が一気に闇になっている。

サビではないんだろうけど、律くんはとにかく表情管理がすごい。


曲のささいなリズムに合わせて喜怒哀楽すべての表情を表わすことができるの。

その能力のすごさといったら、有名な海外のプロダンサーが動画のコメントに書いていたぐらい。



「っ、!」

ぼーっと律くんを見てると、右頬に冷たい感触がした。