マネージャーさんも大変だなぁ……。
「いいじゃんちょっとぐらい。マネージャーって出会いねーんだよぉ」
車を発信しながら泣き真似をしたその人。
信号が止まってこっちを振り返って見てきた。
「紗羅ちゃん、改めまして俺は理乃のマネージャーの逸見(へんみ)!よろしくね〜」
「あ、はいっ!理乃がいつもお世話にかっておりますっ!」
「ほんとにお世話になってるんだよ〜、聞いて、理乃この前さぁ……、なんでもないです」
なにかを言おうとした逸見さん。でも、理乃の方へ目線を送ると口をつぐんでしまった。
……?どうしたんだろう。理乃のこと聞きたかったのになぁ。
私は気づかなかった。理乃が刃物のような眼差しで逸見さんを睨んでいたことに。



