「わ、私…幸村くんの、彼女になれるんですか…?」
「…うん、なって欲しい」
「…っ、はい…」
夢みたい。
どくん、どくんと大きな鼓動が聞こえる。
夏、以上に暑くて、汗をかいた。
「…連絡先、教えてもらえますか」
「は、はいっ…!」
幸村くんの言葉に、私は慌ててスマホを取り出した。
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さぁ、と吹く風に木の葉がさざめく。
2つのブランコに座った私と幸村くんは、交わす言葉も、ブランコを揺らすこともなく、ただうつむいて過ごしていた。
幸村くんと連絡先を交換したあと。
私たちは、花火ができる近くの公園を歩いて探した。
幸い、最初に見つけた公園が花火のできる場所だったから、場所を玲香に伝えて、みんなが公園に来るのを待っているんだけど。



