【短】片想い、再会の時は奇跡のように



「わ、私…幸村くんの、彼女になれるんですか…?」


「…うん、なって欲しい」


「…っ、はい…」




 夢みたい。


 どくん、どくんと大きな鼓動が聞こえる。

 夏、以上に暑くて、汗をかいた。




「…連絡先、教えてもらえますか」


「は、はいっ…!」




 幸村くんの言葉に、私は慌ててスマホを取り出した。




****



 さぁ、と吹く風に木の葉がさざめく。

 2つのブランコに座った私と幸村くんは、交わす言葉も、ブランコを揺らすこともなく、ただうつむいて過ごしていた。


 幸村くんと連絡先を交換したあと。

 私たちは、花火ができる近くの公園を歩いて探した。

 幸い、最初に見つけた公園が花火のできる場所だったから、場所を玲香(れいか)に伝えて、みんなが公園に来るのを待っているんだけど。