小春「わー!ありがとうございます!!」


涙を流して口元を抑えながらスマホで撮影をしまくる小春。


小春「なんとお尊い……私、本当にこの時代に生まれてきてよかった……お母さん、お父さん……神様、奏多様……本当にありがとうございますっ……」

奏多「なんかよくわかんないけど、小春ちゃんが喜んでくれて俺嬉しいよ」


いつのまにか近づいてきて、にっと微笑んだ奏多。

小春「んぐっ……」

奏多「あは、また悶えてるの?いい加減ならないと、これから一生大変だよ」


軽く持ち上げて抱きしめられて、額にキスを落とされる。


小春「わわっ……わかってるん、ですっ……これは一時の奏多さんの気の迷いだって……だから、一生になることはあり得ませんっ……」

奏多「……は?」


笑ったままキレる。


小春(あれれれ……?奏多さん、なんだか様子が……!!!!?)

奏多「ねぇ小春ちゃん、俺のファンなんだよね?」

小春「は、はい!!ファンです!」

奏多「ならさ、俺の気持ち、わからない?」

小春「か、かかっ……!?奏多さんの気持ちを考えるだなんて無礼なこと、できませんよっ!!」

小春[私がそういうと、奏多さんはなんだか呆れた顔をしていた……]