奏多「あはは、そんな大袈裟だなぁ〜」

小春「ご、ご両親は……?」

奏多「いないよ。仕事で忙しいし、ここ俺だけの家だし」

小春「えええ!?っていうか、身バレとか大丈夫なんですかっ……!?」

奏多「まあ任せて。如月グループの力を舐めないこと」

小春「は、はい……!!」
(すごい!さすがカナトくん!じゃなくて奏多さん!)


小春[それから私は室内を案内してもらって、奏多さんのお願いを聞いていた]


奏多「じゃあ、よろしく」

小春「はいっ!まず、カナトくんは性格がいいです。顔もよろしいですが、天然に見えて配慮は怠らず、ハイスペです!絶対いい旦那になること間違いなし!お顔はとにかく神様が一つ一つ作ったとしか考えられないほどにお美しいです!!何より私が好きなところは、奏多くんの右目の下にあるホクロです!色っぽくてかっこいい、チャームポイントだと思ってます!とにかくカナトくんのこと、大好きで大好きで仕方がないです。命を捧げて尽くしたいぐらいに!」


奏多「はい、ありがとう。」

小春「いえいえ……!」

奏多「嬉しいなぁ、ちょっと恥ずかしいけど」


えへへと照れる彼方に鼻血を出す小春。


奏多「わっ、大丈夫?」


ティッシュで鼻を抑える。


小春「か、カナトくんにお鼻抑えられてる……ぐはっ」


また気絶した。


小春[気絶してから目覚めると、まだ奏多さんがいた。ラッキーなことに夢は覚めてないらしい。]

小春[そのあと私はお風呂に入らせてもらった]

小春[そりゃもうどでかいお風呂だし、メイドさんが身体洗ってこようとするしでめちゃくちゃ大変でした]


小春[そして、戻ってきたところ———]