「ほ、本当にリーゼが……殿下の子を……」
「どうする……いろんな意味でどうする……」
「発狂しそう……」
それぞれが、やっぱりそれぞれらしい反応をしながらも、一応この国で最も美しい顔立ちをしているエドヴィン王子が、一人ひとりと顔を近づけ、手を握りながら
「リーゼ嬢は、必ず俺が幸せにします」
などと律儀に言い続けたので、最終的には
「うちの娘でよければ」
と、リーゼの母からだけは言葉を引き出すことに成功したのだった。
これは、エドヴィン王子が外交で難攻不落の相手によく使う手法だったりする。
ちなみに、男’s達は遺伝子がなせる技なのか、全員が同じポーズで天を仰ぎながら
「「「俺たちの妖精さんが……」」」
などと嘆いていたのが、ニーナはちょっと面白かった。
そんなこんなで、ほぼほぼパワープレイではあったが、エドヴィン王子がリーゼのお腹の子供の父親であることは、どうにかブラウニー家全員に認めさせることに成功したのだった。
次が最大の難関……つまり、張本人。
推しカプを引き裂いたと泣き喚いているリーゼに対して、エドヴィン王子が
「自分とリーゼを推しカプにして欲しい」
と、説得しないといけないのだ。
「難易度やばいな……」
「何か言ったか、ニーナ」
「いえ、ちょっと……」
めんどくさいな、と言葉をこぼしそうになったが、念願の不労所得生活も目の前に来たこのフェーズで、日和るわけにはいかないとニーナは考えた。
「殿下こそ、心の準備はできてますか」
「できてなければ来ない」
「アレクサンドラ様とのイチャイチャがみたいと言われてもですか?」
「聞かないように耳を塞ぐ」
「子供か」
とにもかくにも、目指す先はリーゼの作業部屋兼寝室。
ニーナとエドヴィン王子は、まるで魔王に挑む勇者のような気持ちで、廊下を歩いた。
「どうする……いろんな意味でどうする……」
「発狂しそう……」
それぞれが、やっぱりそれぞれらしい反応をしながらも、一応この国で最も美しい顔立ちをしているエドヴィン王子が、一人ひとりと顔を近づけ、手を握りながら
「リーゼ嬢は、必ず俺が幸せにします」
などと律儀に言い続けたので、最終的には
「うちの娘でよければ」
と、リーゼの母からだけは言葉を引き出すことに成功したのだった。
これは、エドヴィン王子が外交で難攻不落の相手によく使う手法だったりする。
ちなみに、男’s達は遺伝子がなせる技なのか、全員が同じポーズで天を仰ぎながら
「「「俺たちの妖精さんが……」」」
などと嘆いていたのが、ニーナはちょっと面白かった。
そんなこんなで、ほぼほぼパワープレイではあったが、エドヴィン王子がリーゼのお腹の子供の父親であることは、どうにかブラウニー家全員に認めさせることに成功したのだった。
次が最大の難関……つまり、張本人。
推しカプを引き裂いたと泣き喚いているリーゼに対して、エドヴィン王子が
「自分とリーゼを推しカプにして欲しい」
と、説得しないといけないのだ。
「難易度やばいな……」
「何か言ったか、ニーナ」
「いえ、ちょっと……」
めんどくさいな、と言葉をこぼしそうになったが、念願の不労所得生活も目の前に来たこのフェーズで、日和るわけにはいかないとニーナは考えた。
「殿下こそ、心の準備はできてますか」
「できてなければ来ない」
「アレクサンドラ様とのイチャイチャがみたいと言われてもですか?」
「聞かないように耳を塞ぐ」
「子供か」
とにもかくにも、目指す先はリーゼの作業部屋兼寝室。
ニーナとエドヴィン王子は、まるで魔王に挑む勇者のような気持ちで、廊下を歩いた。



